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PLASMA-X

OUR WORKPLASMA-X

コールドプラズマによる低エネルギー、低コストの二酸化炭素分解と再資源化を実現

PLASMA-Xとは

PLASMA-Xは、気候変動緩和策の一環として開発された装置であり、革新的なコールドプラズマ技術を採用しています。本技術により、従来は高エネルギーが必要であった二酸化炭素(CO2)の分解が、低エネルギーで効率的に実現されます。さらに、CO2の再資源化を可能にすることを目指しています。この装置は、以下のような多くの技術革新をもたらす潜在力を秘めています。

 

The State of Affairs

PLASMA-Xとは

温室効果ガスの一つである二酸化炭素の削減は急務であり、その実現にはテクノロジーの活用が不可欠とされています。

COP29では、各国が2030年までに2019年比で温室効果ガス排出量を43%削減する目標が設定されました。この目標は、地球の平均気温上昇を1.5℃以内に抑えるために必要とされる科学的根拠に基づいています。

二酸化炭素(CO2)は主要な温室効果ガスの一つであり、その削減は気候変動の緩和において最も緊急かつ重要な課題となっています。CO2排出削減を達成するためには、最新の研究成果と技術革新に基づくアプローチが不可欠です。具体的には、再生可能エネルギーの導入拡大、エネルギー効率の改善、カーボンキャプチャー・利用・貯留(CCUS)技術の展開、水素エネルギーの普及といった対策が含まれます。これらの取り組みを実現するためには、各国が技術開発を推進していますが、これには莫大な資金と実行可能なエネルギー資源が必要とされます。こうした背景から、先進的なコールドプラズマ技術の応用が、効率的かつ経済的なCO2削減手段として注目されています。

コールドプラズマ技術による二酸化炭素の資源化

コールドプラズマ技術による
二酸化炭素の資源化

PLASMA-Xは、コールドプラズマ技術を用いた二酸化炭素の分解装置です。従来の方法では、高温・高圧条件下でCO2を分解するために多大なエネルギーが必要でした。
しかし、PLASMA-Xはコールドプラズマを利用することで、低エネルギーで高効率な分解を実現します。この技術は、エネルギー消費を大幅に削減しながら、CO2を有用な化学物質に変換することができます。

メリット

低エネルギー消費 コールドプラズマ技術を利用することで、従来の高温・高圧プロセスに比べてエネルギー消費を大幅に削減することが可能です。
効率的なCO2分解 コールドプラズマは、高エネルギー電子を生成し、CO2分子を効率的に分解します。これにより、CO2を一酸化炭素(CO)や酸素(O2)に変換し、再利用可能な形にします。
再資源化の促進 分解されたCO2は、一酸化炭素(CO)や酸素(O2)として再利用され、化学工業やエネルギー産業における新たな資源として活用されます。
環境負荷の低減 高効率かつ低エネルギーでのCO2分解により、二次汚染物質の発生を抑制し、環境への影響を最小限に抑えることが期待されます。
多用途の応用可 PLASMA-Xは、工業排出ガスの処理や都市ガスの浄化、さらには農業分野での温室効果ガス削減など、さまざまな分野で応用が可能です。

世界からの期待が集まるPLASMA-X

PLASMA-Xは2022年11月6日から11月18日までエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されたCOP27(第27回気候変動枠組条約締約国会議)でのブースに展示され、二酸化炭素排出の削減と資源の有効活用を両立させるための革新的なソリューションであると各国から評価を得ました。

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